久々の気まぐれゲーム感想文

気が向いたので久々の感想文。

ワイアットアープ』- Wyatt Earp
久々に封を開ける事にした。というのは、大量のゲームを所有する方のご自宅にてゲームをプレイさせて頂く事になった。その方はプレイしたことの無いゲームを好む方だったので、おそらく持っていないと思われるこのゲームを選択した。
やっぱり興味を示してくれたので、持ち込んで良かったかなと。
かなり軽めのゲームで初期牌杯(手札)に相当左右される系のゲーム。初期の alea (このゲームは中箱タイプでナンバリングが1となっている) らしいコンポーネントで雰囲気はとても良い。
ゲームは良くあるタイプのラミー系のゲームで特別な所はあまりないのだが、手堅くまとまっている。ラミー系のゲーム特有のいつゲームを終了させるかという駆け引きも損なわれておらず、それに特殊効果を使ってスパイスを効かせたといった感じか。特殊効果のカードの中では”ワイアットアープ”というカードがかなり強く感じてしまうのだが、許容範囲には収まっている。
2014年に Gryphon Games から第2版が発売された模様。
どんなゲームか知りたい方は以下の記事を参照の事。

参考記事 – ワイアットアープ | 失われた時を求めて

マカオ』- Macao
再度プレイして感じたが、最近のゲームはコンポーネント偏重になりすぎていると思えた。たしかに、『マカオ』は今回のプレイでも感じた事だが色々と素人でも考えつく様な改善の余地が多数存在する。だからといって、肝心の中身が適当かというとそうではなく、ゲームよって得られる体験やゲームの根幹となる仕組みはとても合理的で丁寧に作られている。
コンポーネントを華美にしたり、視認性を上げる事は確かに大切だ。ただ、その比重が上がりすぎるあまり、肝心のゲームの仕組みがどこかで聞いた事ある様な集合体であるとゲームを終えたあとの感想もどこか味気なく感じてしまう。
ゲームをデザインするにあたってはやっぱりどこか野心的であって欲しいし、私はそれを期待する。それが多少荒削りであったとしても、挑戦的ならば歓迎すべきであるとも思う。
そういった事柄を確認する上でも、あるデザイナーが円熟する前のゲームと云うものはとても面白いと思えた。最近のゲームが極端につまらくなったとは思わないのだが、意欲的で挑戦的なデザインのゲームは減っていると最近は感じている。
『マカオ』に話を戻すと良くできたゲームだと感じたが、特殊効果中心のゲームであればやっぱり『レースフォーザギャラクシー』の方が私は好みだ。(笑)

参考記事 – 久々のゲーム感想文 | 失われた時を求めて

アーボレータム』- Arboretum
何か手軽なゲームが無いかと氏所蔵のゲーム群の中からチョイスしてもらった一品。
なにやら発売まで1年ほど延期で紆余曲折あったゲームらしい。
ルールを読みながらのプレイとなったが、本日2本目の奇しくもラミー系のゲームと思われるゲームである事が分かった。
ジンラミーでいう所のランを作っていくゲームだ。ただ、ジンラミーと異なるのはカードを自分のプレイエリアに配置していくため、配置位置を考慮しなければならないと言った簡易的な箱庭要素がある。
それと捨て札置き場が1ヵ所ではなくプレイ人数分存在する所も特徴と云えば特徴か。
カードの総数や構成から考えると約2~3程度しかランを作る事はできないと思われたので、それを実行してみた。
それなりに思い通りにいったが、ジレンマはやや希薄にも感じた。一手番に1枚しかプレイできないため、プレイできずに相手に対するブロック用のカードが増えていく。
結果的に、その手番で引いたカードをプレイする事になりがちに思えたのが気になった。
まあ、1度目の初見プレイなので何とも言えない部分も多いので参考程度という感じだろう。カードの種類は10種類あるのだが視認性はとても良かったと言う事も付け加えておく。


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