ボードゲームを購入する際に気をつける点として、何語版を
買うかというものがある。自分なりに簡単に考えてみた。
ゲーム自体の言語依存度について
1.言語異存なし。
一番優れている。何語版でも良い。
2.言語依存度小
あまり気にせず買える。何語版でも良い
3.言語依存度大
最近は、専ら英語版を購入。
発売国について
1.ドイツ語版
最も流通量が多い。入手しやすさでは優れているが、ドイ
ツ語を読むのは(少なくとも自分は)困難。プレイの際には
しっかりとした対策が必要だ。
2.英語版
最近は Rio Grande Games や Mayfair Games や
Z-Man Games が頑張っているせいもあり、入手しやす
い。また、可読出来るという事もポイントが高い。お勧め。
3.日本語版
最近、HJ などが日本語版のゲームを発売する事が多いが、
エラッタが多くいまいち。もう少し頑張って欲しい。
昔は、CAPCOM が『カタン』(オリジナルは、
『カタンの開拓者』) の販売を行っていたが、これも妙な
独自性を発揮し、ゲーマーからはかなり評判が悪かった。
日本では、ボードゲームを販売するという土壌が整わない
のだろうか。
総括すると、2つの観点で分けられる。デザイナーと購入者側
である。
デザイナーには出来るだけ言語依存の少ないゲームをつくって
欲しい。おそらく、国際的に販売するならそちらの方が、販売
コストが安く済むだろう。ボード自体を各国毎に印刷するより
は、効果をまとめたリファレンスシートをそれぞれの言語毎に
印刷する方がはるかに安く済むと思われるので。『Caylus』
や『Small World』はそう言った意味では完成度が高いと言え
る。
日本で購入する際は、英語版が良い。すくなくとも、上記に挙
げたアメリカの販売元は対応が良さそうである。Z-Man Games
の『Pandemic: On the Brink』などは、『Pandemic』の第
一版を購入した人には、カードを全て交換するという対応をす
るそうだ。第二版から、カードの質が変わったため、
『Pandemic: On the Brink』は、第二版の印刷をベースにし
ている為である。