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ジャンル	ニューエイジ(宗教的)
出身国	フランス
Official Site	eRa Official Web Site

1st Album	Voice Of Gaea(邦題)
1997年発売
	1.Era 2.Ameno remix 3.Cathar Rhythm 4.Mother 5.Avemano 6.Enae Volaer mezzo 7.Mirror 8.Ameno 9.Sempire d'Amor 10.Impera
eRaの1st Album。 80年代前期のバンド"Shakin' Street"のギタリスト エリック・レヴィのプロジェクト。 この人は良く知らないのだが、映画音楽なんかも手がけているらしい。 音楽的にはENIGMAが一番近いかも知れない。アンビエント的なシンセサイザー+聖歌っぽい歌+最大60人コーラス+泣きのギターと言う要素をバランス良く混ぜた様な音楽で、物悲しいというか悲壮なサウンド作りである。 ENIGMAよりも、ギターがかなり前面に出てきており"泣き指数"が高い。歌も聴くと明らかに聖歌っぽいのだが、実は全て造語らしい。また、eRaとは紀元を意味するという。と言う訳でかなりキリスト教っぽい音楽である。 曲の構成が良く出来ていて、60人コーラスになるところなんかは物悲しいギターからブワッ〜っとコーラス隊が歌い上げるものだから、幻想的な事この上ない。時折リードヴォーカルを取る女性もなかなか良い声をしていて、始終哀愁漂いまくりのサウンドである。 あと、Remix版の曲が入っているのだが、僕はあまりRemixと言うものは好きではないのだが、この曲は原曲の妖しい雰囲気を崩さずにビート感を強めた様な曲でOKだった。どの曲でも"重厚"というか"厳かな"雰囲気に包まれていながらも、NewAge的な側面と相まって、重苦しさを上手い具合に消化して聴き心地の良いサウンドに仕上げていると思う。 全体的には、ややコテコテ感があるかも知れないが、なかなかに説得力のあるサウンド作りで、ツボを押さえたAlbumだと思う。

3rd Album	The Mass
2003年発売
	1.The Mass 2.Looking For Something 3.Don't Go Away 4.Don't U Forget 5.If You Shout 6.Avemano Orchestral 7.Enae Volare 8.Sombre Day 9.Voxifera 10.The Champions
eRaの3rd Album。 収録時間39分です。かなり短めです。Track1はオペラの『カルミナブラーナ』から拝借した曲で、荘厳な感じがよい。続くTrack2〜5は歌モノで、ちょっとげんなり。曲によってはかなりPOPSっぽい。Track5、6は1st Albumのリメイク曲ですが、出来はそれなりじゃないでしょうか。Track8〜10はオーケストラを前面に押し出した曲で、チャントも使い方がこなれてきてかなり良かった。ストリングスの使い方も厚みが出てきて、好感触。 また、後半の曲自体の格調高さもなかなかに目を見張るものがある。 ただ、収録時間が短いのと、前半中盤後半と曲調が或る意味バラバラなので、整合感は減退ですな。とはいえ、ENIGMA型のサウンドの中ではハイクオリティなものであり、安心して聴ける一枚。

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