ルイ十四世 感想文

ルイ十四世
2005 年発売。対応人数 2 – 4 人。都合 1.5 時間。

今をときめくデザイナーであるリューディガー・ドーンのゲーム。
alea の中箱サイズで、もう随分古いゲームになってしまった。

その日のセッションでは、画像取り込みでの日本語化シールが貼られて
いてプレイアビリティ良好であった。

陣取りとセットコレクションの複合型でモジュラーボードを採用してい
る。ただ、このモジュラーボードはゲームを開始する毎にマップを可変
的なものにするためではなく、裏表の両面を使用するために用意された
ものでマップは固定。

久々にプレイしたがやっぱりルールとゲーム中の処理が煩雑すぎる気が
する。ただ、その煩雑なルールや処理を理解してプレイすればゲームの
運用上でトラブルが起こる事は少ないと思う。モジュラーボードに記載
されたアイコンが良く整理されているので。

大まかなゲームのシステムは駆け引きが分かりやすくてほどよいジレン
マもあるし、カード運に左右されるのでガチガチではない。ドイツゲー
ム的な良いデザインだ。さらにコンポーネントも alea らしく高品質に
まとまっている。

ただ、得点計算時に集めたタイルの色ごとに最大数持っている人がボー
ナスがつく部分は蛇足な気がする。というのは、タイルの獲得は運任せ
なので狙って集める事が出来ないし、どのタイルを誰が集めているかと
言うのも推測できないためである。(現在は、alea 公式バリアントルー
ルがある模様)

それと、目的カードを達成すると利用可能になる特殊能力の強弱があり
すぎる(同難易度でもかなりの強弱)のも考えもの。

ドーンのゲームをプレイすると大きなシステムは良いのに、こういった
細かい部分が本当に勿体ないデザイナーだと思う。(意図的なのかもし
れんけど)

根幹部分のシステムは特徴的で面白いので、ある程度割り切ってプレイ
すればなかなか良いゲームではないかと。


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