まじめが肝心

『まじめが肝心』を読了。

最後の最後まで、話の筋が全く読めなかったけど、
この話は、誠にウィットに飛んだ、ワイルド流の喜劇なんだ と言うのが最後の最後で分かった。

話の中心は、Ernest(アーネスト)と偽名?で名乗っている男と、Ernestという名前だからその人のことが好きになったという女を中心に話が進む。

「まじめが肝心」とタイトルで言ってる割に、
全然真面目じゃない上に、”どたばた”ぶりが凄い。
んで、最後に、たしかに「まじめが肝心」だなぁと、思わせる。
(辞書引いてやっとオチが分かった/苦笑)

それが、よくわからんなぁと思いながら読んでいた。
この滑稽なストーリィ。
最後はワイルド作品にして珍しく、ハッピーエンド!

昔の貴族は、ほんと家柄とか、お金とか、他人の視線とかやたらと気にしていたんだなぁと、凄く思った。
それをオモシロおかしく風刺しているんだろうね。

あと、結構女性に男性が問い詰められるシーン(女性が強い/苦笑)が多いわけだけど、
その時は、やっぱり、男の人も女の人も、まじめに話をするんだなぁ と…。
気の利いた台詞は、勉強になる(笑

ま、現代でも、あんま変わらんと言えばカワランかも…。
社会的地位とか、収入、他人より優れているという見栄とか、
よく目にするものね。
あと、カッコイイ台詞で女の子を口説きたい(口説かれたい) とかさ。
でも、結婚となると、別 みたいな…。

途中面白い台詞が何度か出てきたので載せておこう。

「真相なんてものが、嘘もないなんてことは滅多にないし、隠しもないことはけっしてない。もしそうだったら、現代の生活はとても退屈だろうし、現代の文学など全然あり得ないだろうから!」

「ゆゆしい重要問題になると、誠意のあるなしより、いいかたこそ肝心なのよ。」

「善人は、ハッピー・エンドで、悪人は、哀れな末路。小説というのはね、そういうもんなんですよ」
「あたしも、そう思うわ。でも、ずいぶん不公平みたいねえ。」


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